神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

zoom up 子どもに平等な学びの場を 無料学習塾「ねこの手」

教育

公開:2017年2月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
小室善昭代表
小室善昭代表

 「大好きな子どもたちのため、できることはないか」。その思いをもって、中高生を対象とした無料学習塾「ねこの手」を昨年12月から始めた、代表の小室善昭さん(54)。2月5日に行われた3回目の授業には4人の参加があったという。

 普段は、市内で有料の学習塾を営む。近年話題になっている「子どもの貧困」をニュースで知り、「経済的に塾に通うことが難しい人たちの役に立てることはないか」と模索していた。その中で、かつての塾の仲間が無料塾を八王子で開いている話を聞き、「ねこの手」開室を決意した。

 有料塾を開業したのは8年前。以前はソニー厚木テクニカルセンターのエンジニアで、ゲーム関係の開発に携わっていた。元々「子どもが大好き」で、今も監督を続ける少年サッカーチームに関わる中で、「今の仕事は本当に子どものためになっているのか」と疑問を持つように。その頃、会社が希望退職者を募ったのをきっかけに、あっさりと退職。学習塾を開いた。

 塾名「ねこの手」の由来は、自身が猫好きということと、「猫の手も借りたい」から。「どのくらい役に立てるか分からないけれど、こんな手で良ければ貸します」と、目尻を下げる笑顔が印象的だ。また、自身も3人の子どもを持つ父親であり、「自分の経験を活かして、子育てのアドバイスもしていけたら」と話す。今後は、「勉強も好きになってほしい。多くの子どもたちが集まって、賛同してくれる一般の人も来てくれると嬉しいですね」。

 「ねこの手」には、「家庭が経済的に困難」「有料の学習を受けていない」「本人に勉強の意思がある」を満たしていれば参加できる。2月の開室日は、12日(日)と26日(日)。いずれも午後7時から午後9時半までで、場所は市内中町にある厚木市総合福祉センター4階の研修室。希望者は、事前の申し込みが必要。問合せ、申込みは、小室代表【携帯電話】080・5499・4227へ。

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

中央公園で緑のまつり

5月11・12日 

中央公園で緑のまつり

5月4日

町建設業協会が50万

町建設業協会が50万

能登半島地震災害義援金

5月3日

精細な鉛筆画展

鳶尾

精細な鉛筆画展

もりや亭

5月3日

みんなの本棚誕生

みんなの本棚誕生

厚木市船子のマンション

5月3日

広げよう支援の輪

中学生の議員を募集

中学生の議員を募集

子ども議会に向けて

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook