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ZOOM UP 「必要とされている」喜び 知的障害者のシェアハウスで支援員として働く 片野悦子さん

社会

公開:2018年2月2日

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9人が入居しているシェアハウスのリビングでほほ笑む片野さん(左)と施設長の伊東さん。ふたりにとって、ここはもうひとつの“我が家”といってもいい場所
9人が入居しているシェアハウスのリビングでほほ笑む片野さん(左)と施設長の伊東さん。ふたりにとって、ここはもうひとつの“我が家”といってもいい場所

 ▽「こういうお仕事があるなんて知らなかったんです」と開口一番。片野悦子さん(62)は、社会福祉法人紅梅会「紅梅ホーム」が運営する、知的障害者のシェアハウスで生活支援員として働きはじめて3カ月目。以前は介護施設で働いていた。家族の介護がきっかけで、ホームヘルパーの資格を取得、子育てもひと段落し、介護のしごとにやりがいを見出していた。将来を考え、体力的に続けられる仕事への転職を考えていたとき知ったのが福祉職の合同就職相談会。昨年10月、冷たい雨の中だったが会場へ赴いた。そこで知ったのが「自分でもできる福祉のしごと」の存在。縁あって紅梅会に就職した。

 ▽今、片野さんは自宅にほど近いハウスを2カ所掛け持ちで働いている。”入居者のお母さん”的な勤務内容。同僚スタッフ10人とシフトを組みながらの勤務パターンは3つ。空いている時間は自宅へ戻り、自分の時間を持つこともできるという。初めての仕事だったが、施設本部の細やかな対応で安心して働けているそうだ。

 ▽「大変な仕事だと考える人もいると思いますが、日々ちょっとした喜びや感動があり、楽しく働いています」という片野さんの笑顔は満足感に溢れている。体力的な負担も大きくない。なによりもやりがいにつながっているのは「必要とされている場所が、自分の家庭以外にもあること」という。施設長の伊東さんは「福祉のしごとは難しいと思われがち、でもお世話する自分たちが癒されることが多いです。こういった施設があることをまず知ってほしい」と話した。

 ※次回の合同就職相談会は2月4日(日)。同実行委員会と厚木市の主催。市内21の介護・福祉施設がブースを開く。会場は市保健福祉センター6階ホール。時間は午前10時から午後4時(入場は3時半まで)。入場無料。詳細は「厚木市 まるごと福祉」で検索を。

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