神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ZOOM UP トランポリンの下の力持ち 東京五輪で競技の運営を取り仕切る石田正人さん(50)

スポーツ

公開:2018年7月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
大きな体に明晰な頭脳でコーチング。「やりたい事は、とにかく口にしろ」と教える。「自分へのチャレンジと、ふとした時にまわりも助けてくれるから」
大きな体に明晰な頭脳でコーチング。「やりたい事は、とにかく口にしろ」と教える。「自分へのチャレンジと、ふとした時にまわりも助けてくれるから」

 ▽あと2年―。東京オリンピック・トランポリン競技で、種別テクニカルオペレーションマネージャーとして、競技運営を取り仕切る。現場の照明や配置から人選など、現在は会議を重ねる。五輪の前に、今年8月にはワールドカップ、2019年には世界選手権も控えている。トランポリンは五輪競技に追加され一気に知られるようになったが「もっと一般的な競技にしていきたい」。

 ▽大阪体育大学を卒業。「コンピュータと外国語を学びたい」と、英語も話せないまま単身カナダへ。現地で就職し移民ビザも取得。永住しようかと思った矢先、出張で帰国した際に友人に勧められ、軽い気持ちで面接を受けた日本マイクロソフト(株)に受かり帰国した。今まで「トライ&エラーで、とにかくやってみる体育会系」でやってきたため、同社の綿密でロジカルなやり方は「息苦しくもあり、新鮮だった」。今の競技運営などに大いに役立っているという。

 ▽幼い頃の教員の夢が捨てきれず、同社に勤めながら形を変え2011年、トランポリン教室『厚木FUSiONスポーツクラブ』を妻田北に開設した。「教えるからにはもう一度しっかりと」と、退職して46歳で日本体育大学大学院に入学し、コーチング学を学んだ。「厚木から、選手権出場選手やオリンピアンを輩出したい」との夢に、着実に近づいている。

 ▽現在、日中は日体大でトランポリンを教え、静岡産業大でスポーツ心理学やメンタルトレーニングなどの非常勤講師として教壇に立つ。また日本体操協会の事業・広報・総務委員会として、大会運営で奔走。厚木に帰って教室に向かう毎日。「スポーツ科学をより深め、近隣で誰もが学べるようにしたい。地域のトランポリンやスポーツの発展に、体育人として貢献できれば」。夢はまだまだ膨らむ。

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

ダンスショーや雑貨販売

七沢温泉食の市

ダンスショーや雑貨販売

19日ハワイアンイベント

5月6日

中央公園で緑のまつり

5月11・12日 

中央公園で緑のまつり

5月4日

精細な鉛筆画展

鳶尾

精細な鉛筆画展

もりや亭

5月3日

みんなの本棚誕生

みんなの本棚誕生

厚木市船子のマンション

5月3日

広げよう支援の輪

中学生の議員を募集

中学生の議員を募集

子ども議会に向けて

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook