幅広い年代で構成する吹奏楽団
▽地域イベントや介護施設での演奏など、社内にとどまらず、演奏の場を広げている『日産自動車吹奏楽団』。同団は岡津古久にあるテクニカルセンターに勤める社員を中心に、２０１４年に結成された。団員は約30人。「音楽活動を通して、日産ファンの拡大に貢献する」というビジョンに沿って、22歳の若手社員から62歳のベテランまでが、息のあった音を奏でている。
▽「吹奏楽サークルを作りたい」と有志が社内で募集したところ、30人ほどが集まり、そこから活動がスタート。翌15年には会社の公式サークルとして認定を受け、社内のイベント、定期演奏会も行うようになった。トランペットの水谷諭さんは「違う部署の人ともつながりを持てる。吹奏楽団の繋がりが仕事に繋がったりするのが楽しいね」と話すと、アルトサックスの黒須由香理さんは「日産もこんなことをしているんだと知ってもらいたい。地域での演奏は楽しんでもらえるので、自分たちのやりがいにもなる」と笑顔を見せる。
▽活動は５年目を迎え、鈴木康慎（やすのり）団長は、「地域イベントへの出演や、介護施設での演奏会など、社外で演奏する機会も増えてきた。もっと地域で演奏していきたい」と意気込む。当初の目標だった「全国職場バンドフェスティバル出場」は、今年の４月に達成。並みいる有名吹奏楽団と肩を並べた。次の予定は、今秋の厚木市民文化祭と森の里音楽祭。鈴木団長は「社会人野球をはじめ、企業規模の活動が減少しているなかでも、継続して活動していきたい」。そして、「単独で演奏会をやりたい」と夢を語る。次の目標へ向け、団員は今日も練習に励む。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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