▽40歳-。小中学校の恩師らが続々と定年を迎える歳。都度、同級生らに声を掛け集まって恩師の花道を祝い、さらに同窓会も取り仕切り、昔話に花を咲かせた。他校卒の友人らからもそのプロデュースっぷりに「うちのも主催してよ」と話を持ち掛けられた。「関係ねーじゃん」と笑いながらも「どうせなら、まとめてやっちゃうか」と火が付いた。NPO法人を設立し、地元の仲間と実行委員会も立ち上げた。厚木市と教育委員会の後援をとりつけ、最近話題の「おもいでケータイ再起動」を行うKDDIで友人が働いていたことから招聘。地域の繋がりが力だ。「2倍成人式」当日まで、あとは参加者を募り「より楽しいものに」と企画を進めている。
▽兄2人、妹と弟がいる賑やかな家庭で育った。小さいころを例えるなら「ジャイアン」。小学校時代は転校続きだったが、どこでもガキ大将のように周囲をひっぱるタイプだった。兄の影響で3歳頃からサッカーを始めた。厚木中、旧厚木高等専修学校を卒業し、アルゼンチンでプロサッカー選手に。「夢は叶えるとなくなってしまう」と、今度は帰国して海老名でスポーツバーを開いた。5年で軌道に乗るも、今度は兄と一緒にイベント会社を設立。苦労もしたが再び軌道に乗り安定し始めた所で、2倍成人式開催を企画した。今までも振り回してきた妻に相談し「決めてからしか話さないし、目が輝いているから」と快諾を得、「理解ある妻に感謝している。今までも色んな人に手伝ってもらって今がある」と感謝の気持ちが溢れ出た。
▽自身が40の歳だけでなく、来年も再来年も、続けていく予定だ。「誰かの夢を応援する夢ならば、ずっとなくならない」と目を輝かせる。「成人式で市長に『次は40歳で2倍成人式がある』と言わせたい」といたずらっぽく笑った。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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