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ZOOM UP 「災害ケア」は地域ぐるみで 神奈川工科大学 地域連携災害ケア研究センター長 小川喜道さん(70)

社会

公開:2019年3月22日

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小川喜道センター長(同大実習室で)
小川喜道センター長(同大実習室で)

 ▽災害の時代といわれた「平成」が間もなく幕を下ろす。3月28日に開催される「災害ケア研究に関するシンポジウム」は、地域ぐるみで災害に立ち向かう、新たな一歩となりそうだ。主催者として地域連携災害ケア研究センター長として準備を重ねてきた。防災、災害ケア、避難時ケアに関心のある一般市民への参加を広く呼び掛けている。

 ▽当日は、厚木市の防災対策の紹介や避難所に対する意識調査の報告に続き、同大で進められている災害支援システムが発表される。防災無線、災害時の情報収集を可能にするネットワーク、防災分野のWebの可能性、自転車を活用した人力発電システムなど。1時間半のシンポジウムに多岐にわたるテーマが凝縮され、災害時にはこれだけ課題があると知ることができる。

 ▽センターが設立されたのは2017年。学内に工学部、情報学部、創造工学部、応用バイオ科学部、看護学部を有する同大。これらの学部の英知を結集することで全方位から「災害ケア」に取り組もうというものだ。しかしその取り組みは学術だけではリアルではない。「行政や地域住民が参加すること」が有事の際の”大きなチカラ”となる。地域連携や地域貢献に力を注いでいる同大ならではの発想だ。

 ▽神奈川県総合リハビリテーションセンターの職員として障害者福祉の活動に携わり、2000年から同大教授。災害時における配慮者(支援が必要な人)の研究を長年続けてきた。「今回のシンポは始めの一歩。市内大学、行政、地域住民と連携して災害時に備えたい」

■災害ケア研究に関するシンポジウム 日時/3月28日(木)午後2時〜4時30分 場所/神奈川工科大学K1号館12階メディアホール 参加無料。(問)同大ロボット・メカトロニクス学科【電話】046・291・3153

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