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不登校児に「学び」の支援 無料塾「ねこの手」小室 善昭さん

社会

公開:2019年6月14日

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 厚木市を中心に、経済的に厳しい家庭の子どもたちに「学びの場所」を提供する無料塾『ねこの手』(毎週日曜日/市保健福祉センター)が開設から2年半を経過した。このほど新たな子どもたちへの支援をめざして『不登校児のための無料家庭教師』を立ち上げる。代表の小室善昭さん(56)=写真上=にこれまでの経過と思いを聞いた。

 無料塾・ねこの手を開設したのは2016年12月。それは子どもの貧困が叫ばれるなか、教育格差を無くしたいという思いからだった。現在は中学生から高校生までの生徒15人ほどに、7〜8人のボランティアと共に勉強を教えている。「徐々に成績も伸び、みんながやる気で笑顔になってくれる」、それが確かなやりがいだ。

 「勉強は楽しい。それを知ってもらえるように心がけています。子どもたちだけではなく、教えている大人たちも勉強になります」と笑顔。

無料家庭教師は地域・社会への接点

 無料塾に来られない子どもたちもいる―。「子どもたちが抱えている問題は経済的問題だけではありません」と小室さんは話す。ねこの手の開設からこれまで、不登校をはじめとした様々な問題の相談を受けた。そんな子どもたちに更なる支援をしたいという思いから「無料家庭教師」の立ち上げを考えた。

 子どもたちにかける熱い思いは、小室さん自身も「不登校」の子どもを持つ親だった経験から。無料家庭教師では、ただ勉強を教えるではなく、親の負担を少しでも減らし、「子どもたちと地域・社会の接点になりたい」と力強く話す。

◆無料家庭教師の対象は小・中学生(高校生は相談)。1カ月(2〜4回)の体験後、保護者との面談で継続などを判断。2、3カ月〜最長6カ月を区切りとして、学校などへの復帰をめざしていくという。対応エリアなどの詳細はHPで。

 現在、利用希望者から相談を受けている。「子どもたちにとってどうやっていくのが良いのかを一緒に探っていきましょう。相談だけでもお気軽に」と話す。

 無料塾・無料家庭教師に関する問合せは小室さん【携帯電話】080・5499・4227まで。

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