県立厚木東高校(村越みどり校長)の生徒が、8月31日・9月1日に開かれた同校の文化祭『手児奈祭』で、「フードバンク」を実施した。
家庭科の授業でフードデザインを学んでいる生徒が、“食”に関する知識を学ぶ中で、現在深刻な社会問題になっている食品ロスを知り、対策としてフードバンクに着目。今年度厚木市市民協働提案事業として「フードバンク」に取り組んでいる『特定非営利活動法人Heart34(みいよ)』(立石太郎理事長)の協力を得て、文化祭で家庭で余っている食料品の回収にチャレンジすることになった。
2日間、約20人の生徒が交代で食料品受け取りを担当。食料品が寄せられると、レトルト食品や飲料、調味料など品目ごとに仕分けしていった(9月9日まで引き続き事務室で受付中)。同校に寄せられた食料品は、Heart34が引取り、必要としている人たちに渡される。
携わった同法人の平野祐司部長は、「我々も含めて集められる量は、食品ロスの量に比べたら微々たるものです。でもフードバンクをより多くの人に知ってもらうことで、参加してもらい、広げていくことが最も大事なんです」と話す。生徒も「厚木市の食品ロスが年間6000トンもあることに驚いた。フードバンクの仕組みを知ることができ、やってよかった」と話していた。
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