睦合中学校(津田敏行校長)の体育館で10月28日、ロンドンオリンピック・体操団体銀メダリストの田中和仁さんを招いたキャリア教育講演会「体操を通じて学んだこと」が行われた。
3年生150人を対象に行われた講演会。田中さんは、3つのキーワード【1】ベストを尽くして頑張る、【2】仲間を大切にする、【3】感謝の気持ちを持つを中心に、生徒たちに自身の経験を話した。
小1から体操を始め、オリンピック出場が夢だった田中さん。2008年の北京オリンピック選考で、あと一歩のところで代表入りを逃した。そのときに、「12年のロンドンオリンピックには『絶対に出場する』と心に決めた」という。それからは「練習は試合のように、試合は練習のように、と心がけた」と話した。
講演会の途中には、オリンピックに出場した際の映像を流して思いを語ると、生徒らは真剣な面持ちで話しに聞き入っていた=写真下。
田中さんは「仲間を大切にし、両親に感謝の気持ちを忘れないでほしい。家に帰ったら『ただいま』のあとに『いつもありがとう』と伝えてほしい」と話した。また、「夢がある人は諦めずにベストを尽くし、夢がない人は、大きくても小さくてもいいから、夢を見つけて大切にしてほしい」と心をこめて訴えかけた。
講演会のあとにはマットが用意され、田中さんが実演を披露。前転、後転、倒立前転=写真上=に続きバク宙を披露すると、生徒らからは大きな歓声が上がった。その後、質疑応答が行われると、「オリンピックの空気は違いましたか」や「緊張しない方法はありますか」など、活発に質問がなされた。
最後にあいさつに立った女子生徒は、「今、私たちができることを考えてベストを尽くしたい。講演をきっかけに、改めて進路について真剣に考えたいと思った」と話した。
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