12月3日から9日は、国が定める「障害者週間」。厚木市では、毎年この障害者週間に合わせて、市役所本庁舎正面玄関前で障がい者の手作り製品の展示・即売会を開催。今年も12月7日(月)から開催される。
障害者週間は、障がい者福祉について関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会、経済、文化など、あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的としている。
厚木市では2011年度から本庁舎前で手作り製品の展示・即売会を実施。今年で10回目となる。事業所で働く障がい者の製品を扱うことで、販路の拡大を図り、障がい者への理解を深める機会にしたいと続けている。
実際に展示・即売会を行うのは、厚木市障害者福祉事業所連絡会に加盟する事業所。同団体は、市内に構える就労継続支援B型事業所、地域活動支援センターなどが加盟する団体で、13の事業所から組織されている。会長の伊吾田弘さんは「それぞれの事業所は地域の中にあるが、実際に中で何をやっているのか見えづらい部分がある。今回のような展示・即売会を通して、多くの方に事業所、障がい者のことを知ってもらう機会になれば。また、製品が売れることは、障がい者の作業意欲や喜びにも繋がるので、良い機会にしたい」と話す。
地域の協力で即売会
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、予定していた販売会のほとんどが中止となった。そのような中で、厚木市戸室のショッピングモール・アツギトレリスの協力を得て、9月から展示・即売会を毎月開催している。伊吾田会長は、「トレリスの方に事情を説明し、状況を理解して頂いた。非常にありがたい」と感謝する。「即売会では、買い物に来た方に『大変だけど頑張ってね』と声を掛けて頂いたり、製品を購入して下さる方もいて非常に嬉しい。このような機会をきっかけに、障がい者はきちんと製品が作れるし、地域の中に、身近にいるんだということが、少しづつ広まっていけばいい」と話す。
【展示・即売会の開催予定】
■市役所本庁舎正面玄関前(厚木市中町3の17の17)/12月7日(月)〜9日(水)の3日間/各日午前10時から午後2時
■アツギトレリス(ロピア前/厚木市戸室5の31の1)/12月19日(土)/午前9時から午後4時
※同会に加盟する各事業者が製作した陶器、機織り、ビーズ製品、布製品、マスク、クリスマス雑貨、シフォンケーキなどの販売を予定。
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