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高齢者福祉施設で消防演習 3者の連携を確認「早い通報が大事」

社会

公開:2020年12月11日

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火事を想定して消防車両から放水する消防隊員
火事を想定して消防車両から放水する消防隊員

 高齢者福祉施設での火災を想定した消防演習が、厚木市下川入の社会福祉法人慈光会ムツアイホームでこのほど行われた。

 この演習は、施設、消防団、消防署の3者が連携した消防活動を行うことで、施設職員らの防災意識の高揚、火災予防の啓発を図ることを目的に実施。約115人が参加した。

 当日は、施設の1階にある調理室から出火し、上階に延焼が拡大していったことを想定して行われた。通報、初期消火、避難誘導と進み、消防隊員がはしご車を使って2階に取り残された要救助者を救出すると、消火活動を行い、演習は無事に終了した。

 消防演習を終え、厚木市北消防署の加藤勤署長は、「とても臨場感のある演習ができた。高齢者福祉施設では、職員が利用者と共に避難するため時間がかかることが想定されるが、通報、消火、避難誘導と職員の方の指導が行き届いていた」と振り返る。「今回は昼間の演習だったが、火災が夜だった場合など、少ない職員で対応しなくてはならない時もある。なによりも早い通報が大事になる」と通報の重要性について念を押した。

 また、今回の消防演習に参加したムツアイホームでは、「施設では独自に避難訓練を行っているが、今回のように消防車両が来て実際に活動する姿には、安心感があった」と振り返った。

放火に注意

 12月に入り、空気が乾燥すると火の取り扱いは特に注意が必要になる。同署では、「火事の原因で多いのは、放火と放火疑い。家の近くに燃えやすいものを置かないように注意してもらいたい」と話す。また、住宅用火災警報器の点検、メンテナンスの重要性も説く。「警報器は電池が切れている可能性がある。動くかどうか点検を忘れずに」と話す。

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