今年の新成人が誕生した今から20年前。厚木・愛川・清川にはどんなことが起こったのか?当時のタウンニュースで振り返ってみよう。当時の紙面でまず一番目につくのは前年から続く携帯電話店の広告だ。ドコモのiモードが発表されたのが1999年1月。後ほど出てくるが厚木市役所庁内LAN整備事業が始動するなど、まさにIT時代の本格的な到来を間近に控えた時期。それに合わせるかのようにペーパーレスやリサイクル、空気汚染など環境対策も注目されていった。
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2000年4月/”しげんの再生(リサイクル)、本格化”。厚木市資源化センター(愛称・しげん再生館)が上古沢に完成。分別回収したペットボトルや缶などの資源物を再選別し、より高純度の工業原料に加工する資源のリサイクル化がスタートした。
4月/厚木市役所が10月からペーパーレス化へ。同市役所は役所内での事務連絡、行事予定表などを10月からペーパーレス化すると発表。インターネット技術を利用し構築される企業(組織)内ネットワークを活用した情報提供に移行するとした。
4月/厚木・愛川・清川の小中学校新入生が入学。南毛利小学校は200人の大台突破。厚木市・愛川町・清川村の小中学校新入学者数を5268人と発表。全国的に少子化に伴う学校存続が叫ばれる中、厚木市、愛川町では新入生の人数は横ばい。一方厚木市の南毛利小学校の新入生が215人になるなど、教室不足が心配されるほどマンモス校化した。
6月/厚木商工労働センター管内の夏のボーナスは平均67・9万円。県厚木商工労働センター管内の厚木市、大和市、海老名市、綾瀬市、愛川町、清川村の81の労働組合の2000年度夏季一時金要求妥結状況(6月13日現在)を調査。結果、加重平均による妥結額は67万9380円(2・20月分)。前年比0・98という結果だった。
8月/厚木JCが市内の大気汚染を調査。きれいな空気はやっぱり郊外?社団法人(現・公益社団法人)厚木青年会議所が中心となり、同市内の大気汚染(二酸化窒素)状況を調査。渋滞箇所などで基準値を超える結果となった。
10月/厚木市役所庁内LAN整備事業、スムーズに移行。1998年度から進められていた同市役所の庁内LAN整備事業が10月1日から本格始動した。庁内に560台のパソコンを新規導入。既存機器とネットワーク化し文書作成の効率化、文書情報の共有化を推進した。
10月/愛川町・歴史を偲ぶ三増合戦まつり初開催。431年前に甲斐の武田勢と小田原の北条勢とが戦った同合戦を偲び、現在も続く愛川町の三増合戦まつりがこの年初開催された。
12月/清川村・宮ヶ瀬ダム完成。計画発表から31年の歳月を経て宮ヶ瀬ダムがついに完成し、竣工式が行われた。以来、県内の水道用水の確保や洪水調節、発電などの役割を担っている。
2001年2月/県六市競輪組合解散。赤字増大にストップ。秦野、厚木、大和、相模原、逗子、三浦の各市でつくる県6市競輪組合が3月31日で解散すると発表。1997年度から単年度収支が赤字となり、構成6市への収益配分がなくなるなど赤字増大が懸念されていた。
3月/厚木市小学校給食・センターから自校式へ。1998年の厚木市ハートプランにより同市内小学校給食がセンター式から各学校の給食室で作る自校式に移行することが決まり、2000年度から給食室建設を開始。第一号となる上荻野小給食室が完成した。
当時の新成人は?
21世紀最初の成人式は2001年1月8日に実施。新成人の数は厚木市3418人、愛川町596人、清川村57人だった。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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