じっくりと絵を観る来場者
厚木市恩名在住の”わっさん”こと和田充弘氏の個展『第３回わっさんアートの世界』が、５月６日から11日までアミューあつぎ５階のアートギャラリーで開催され、多くの人がその心和む絵に触れた。
和田氏は35歳の時に精神障害を患い、会社を退職。治療を続けながら幼少の頃好きで何となく描いていた絵を描き始めた。居場所を探してたどり着いた同市戸室のレストラン「モン・レーヴ わたしの夢」（就労継続支援Ａ型事業所）で絵を描く日々。いつしか黙々と描き続けるその姿にスタッフの心が動き、同じ運営母体の地域密着型特別養護老人ホーム「きみどり」に作品を飾ることに。そして「絵を仕事にできたら」とサポートを受け、個展などの開催にも漕ぎつけた。
マジックペンとクレヨンで描くストーリー性のある作品は、観ている人を温かい気持ちにしてくれる不思議な魅力を醸し出す。
今回の個展にも多くの人が足を運んだ。和田さんは、「多くの人に私の描いた絵を観ていただいて、感想を言ってもらえるのがとてもうれしい」と話した。
作品を紹介する“わっさん”こと和田氏
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