厚木市立鳶尾小学校6年の長屋旬選手が、8月28・29日に東京都足立区の東京武道館で開かれた『文部科学大臣旗第21回全日本少年少女空手道選手権大会』の形競技6年男子の部で、見事第3位に輝いた。
同大会は、小学生の日本一を決める大会。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止。2年ぶりとなった今回は、参加可能者を各種目各都道府県の代表1名とし、全体参加者を例年の半数以下に。無観客で運営関係者と1選手につき引率保護者1名のみ入館可として開催した。
学年別男女形・組手の全24種目で競技が行われた。長屋選手は、5月に行われた県大会で優勝。出場を決めた。同選手は同大会に1年生から毎年出場していたが、最上級生でこれまでの最高順位を獲得した。
空手と出会いは愛歩保育園
長屋選手と空手との出会いは、社会福祉法人県央いずみ会が運営する愛歩(あゆみ)保育園(厚木市下荻野)。特色ある教育を実践する同園では空手師範に教室が設けられており、そこで始めた。さぞ楽しくて続けたのかと思いきや、実は「他の園児に負けたことが悔しくて続けることにした」と熱い。同園で教えていたのが剛柔流空手会・誠明館代表の内田正晴師範だった縁で、同道場に所属することに。
今回も3位という成績には「正直悔しい」と言うが、「師範をはじめ仲間たちみんなが喜んでくれたのでうれしかった」と笑顔に変わった。
「形はやったことがそのまま出る。無駄なことはない」とし、「自分はパワーは負けないが、スピードはまだまだ弱い。練習でもっと早くしていく」と話す。「それでも始めた頃に比べると成長している。礼節なども身についてよかった」と実感する。
今後も空手を続け、「まずは全国5位以内、ナショナルチーム入りを目指したい」と力強く話した。
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