横須賀市ラジオ体操連盟を設立し、会長に就任した 今野 睦夫さん 二葉在住 82歳
地域で心と体の健康づくり
○…子どもから大人まで、多くの人になじみのあるラジオ体操。その推進と普及を図る連盟を4月に市内で発足させた。「毎日続けることで基礎代謝の改善や、骨粗しょう症の予防などにつながる」。その効果については82歳を迎えた今なお、足腰は衰えず健康を維持する自身の身体が証明している。連盟の周知に取り組む中で、ラジオ体操への機運を高め、市内会場がNHK「巡回ラジオ体操・みんなの体操会」へ生出演することを目標に据える。
○…宮城県柴田郡生まれ。日本体育大学卒業後、防衛大学校に入職した。体育実技指導やスポーツ・健康科学を専門テーマにした研究を続け、退官した2007年に名誉教授の称号を授かった。その後、宮城県で連盟に加入していた兄の勧めで、ライフワークとしてラジオ体操の普及に携わるように。15年に近隣住民らを勧誘し二葉でラジオ体操会を立ち上げたほか、現在は神奈川県連盟の会長も務めている。
○…防衛大では40年間で2万人以上の学生の指導を担当。卒業生には自衛官や官僚のほか、当時海外からの留学生で、現在国内に勤務する各国大使もいる。彼らが同大卒業式に来賓として招かれ、再会した時のことを振り返り、「立派に務めを果たしている様子を見て教員冥利に尽きる思いがした」と目を細める。
○…市内では現在82のラジオ体操会場があること触れ、「県内の自治体の中でも特に活発。横のつながりを強化することで何か面白いことが出来るのでは」と今後の展開に期待を寄せる。参加者の健康づくりへの寄与のほか、「ラジオ体操をきっかけに住民が触れ合う場を作りたい」と地域交流の促進、特に高齢者の相互見守りの強化を目指す。
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