神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2011年4月15日 エリアトップへ

今月17日の「おっぱま夢マルシェ」を企画・運営する追浜活性化委員会の中心人物 下澤 敏也さん 追浜町在勤 45歳

公開:2011年4月15日

  • LINE
  • hatena

会話と笑顔あふれる商店街に

 ○…八百屋には調理法や保存法を教えてくれたり、世間話したりするおばちゃんがいた。魚屋の軒先では店主が魚を捌く様子を見ながら会話が弾んだ。笑い声、挨拶、呼び込みの声、食べ物の匂い、足音が飛び交う、昔の商店街が好きだった。だが今は、かつての掛け合いや対面販売は減り、シャッター街化する追浜の町。この地で育ち、働くうち、「追浜を、昭和の頃のように活気溢れる商店街にしたい!」と考えるようになり、地元商店主らと「追浜活性化委員会」を立ち上げた。

 ○…14年前から毎日のように三浦半島中の魚市場や畑を飛び回り、生産者と交流を深めてきた。地野菜や地魚について聞けば、生産者の顔や言葉、仕事や産地までを脳裏に浮かばせるほど熱く語る。「人の行動や気持ちが価値を生む」という信念で現在、地産食材をメインに扱う飲食店3店を経営。総勢50人いるスタッフにも産地での経験を積ませ、丁寧な料理説明を行うことで、生産者の「思い」や「誇り」も食材の価値として客に伝えている。

 ○…小学校から高校までは横須賀学院に通学。大学は関東学院の夜間部に通い、昼夜何十種類ものアルバイトに明け暮れた。中でも18歳から4年続けた旅行会社のツアーコンダクターで日本各地を廻り、人を笑顔にする仕事に目覚めた。その後、金沢文庫の居酒屋で5年間で5店舗の開店からマネジメントなどを学んで独立。追浜に一号店の「うれしたのし屋」を開店した。しかし当初の1年は鳴かず飛ばず。現状打開のためにひたすら産地に通うようになったことが今につながる。

 ○…小田原や平塚へも地域活性化のヒントを学びに行くなど、常に新しいアイデアや出会いを求めて止まることを知らない。今後は追浜地域での分散型・回遊型のマルシェ(市場)開催を目指し、「『おっぱま夢マルシェ』を地域の魅力を発信する場や、あらゆる垣根を越えた地域交流の媒体に」と構想は広がる。
 

横須賀版の人物風土記最新6

酒井 俊雄さん

視覚障がい者に向けたチャリティー朗読劇を主宰している

酒井 俊雄さん

佐野町在住 68歳

5月17日

青木 勝さん

今年発足50周年を迎えた「クリーンよこすか市民の会」の会長を務める

青木 勝さん

三春町在住 79歳

5月10日

小野 愛果さん

中学女子ソフトボール都道府県対抗大会で大会MVPを受賞した

小野 愛果さん

阿部倉在住 14歳

5月3日

鶴 ジュンさん

長井の活性化イベント「浜と丘とマーケット」を主催する

鶴 ジュンさん

長井在住 54歳

4月26日

三木 真理子さん

「関根川〜相模湾海中 水の輪つなぎ活動:chotto」の代表を務める

三木 真理子さん

秋谷在住 

4月19日

今野 睦夫さん

横須賀市ラジオ体操連盟を設立し、会長に就任した

今野 睦夫さん

二葉在住 82歳

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

  • 5月3日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook