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横須賀版 公開:2011年6月10日 エリアトップへ

浦賀・鴨居地域協働推進協議会の代表を務める 高須 和男さん 浦上台在住 74歳

公開:2011年6月10日

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「横のつながり」でまちづくり

 ○…「造船ありきや、インフラ整備頼みのまちづくりを考えているだけでは発展していかない」との危機感から「地域内にある組織同士が連携することで、まちの活性化や問題解決を図ろう」とまとまりつつあるのが、鴨居地区と浦賀地区。両地域内に合わせて50ある町内会・自治会と、その関係組織が属する協議会のとりまとめ役。自らも会員数720人の町内会の会長を務めている。

 ○…自身の仕事を「町内の何でも相談屋だよ」と気さくに例える。「知らない人同士が知り合いになるような場づくりをするのが町内会の役割」と比較的イベントを多く催していると言うが、不思議と忙しそうにしない。なぜかと聞けば、「どこかに無駄がないか、忙しさの中身をいつも見直すようにしている」という。「情報交換でフランクに話せる間柄にしとかないと」と軽妙な人付き合いのバランス感覚も垣間見せる。

 ○…「サラリーマン時代の会社勤めのきつさに比べたら、今はボランティアだから気が楽なんだよ」と朗らか。横浜で生まれ育ち、48年前の結婚を機に浦上台に移住。現役時代は横浜にある自動車会社で営業と企画の仕事をし、会社と家を往復するばかりの生活。辞表をいつも机の中に忍ばせつつも、定年まで勤め上げた。その後、次の仕事を考えているところに町内会の役員を頼まれた。「これまで地域に関わっていなかったから」と安直に受けたが、地域に必要とされるやりがいで、気がつけば町内会長を10年引き受けていた。

 ○…「定年後4割くらいは家事を分担しています。ただでさえ『町内会長の妻』という負担をかけていると思うのでそれでないと外に出にくい」と笑い、「やはり家庭は大事。家の中が面白くなければ仕事も面白くないよ」と続けた。今は夫婦各々がやっていることを尊重しながら、地域活動に携われているという。家族のサポートを受けて、まちの活性化への使命に燃える。
 

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