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横須賀版 公開:2014年1月17日 エリアトップへ

横須賀サッカー協会が立ち上げた社会チームの初代監督に就いた 星川 徹さん 平作在住 54歳

公開:2014年1月17日

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「思考するサッカー」実践

 ○…地元サッカーのレベル向上に埋もれてしまっている才能の発掘。スポーツ振興を通じた地域活性も活動の大きなテーマ。目指しているのは市民に愛させるクラブチームだ。横須賀サッカーの集大成ともいえる社会人チーム「横須賀FC」(仮称)が近く発足する。初代監督のオファーを引き受けたのは「理念に共感したから」。その一方で、指揮官に課せられたミッションは早期の関東リーグ1部昇格。「7年で目標を実現させたい」と静かに闘志を燃やす。

 ○…冷静沈着。言葉少なめで朴訥としたキャラクターだが、サッカーの指導方針に水を向けると表情は一変、熱く語り出す。中学校部活動の現場で試行錯誤を繰り返して編み出した「思考するサッカー」の理論には絶対の自信を持っている。「右にパスを出した選手に『ドリブル突破の選択肢はなかったのか?』と問う」。選手の行動を否定せずに、あらゆる可能性を考えさせることで「行動のひとつひとつが意味を持つようになる」。今から20年前、春の県大会で久里浜中を優勝に導いた時の成功体験が、ブレない芯となっている。

 ○…大学1年の時に膝の故障に見舞われ選手生活を断念したが、サッカーへの情熱は尽きなかった。主務の立場でチームを支えながら、指導ノウハウの蓄積に努めた。教員になってからの23年間はサッカー部顧問として若年層の育成に携わり、横須賀サッカーの下地づくりに力を尽くした。選手を選抜するセレクション会場では、名簿を眺めてつぶやいた。「志願選手の大半が自分の教え子の教え子だ」。地元に根付いた人脈も大きな武器となる。

 ○…趣味は読書。書棚に収まりきらない本が部屋を占拠しており、「妻にはこれ以上買わないで」と釘を刺されている。小説、歴史、エッセイと雑食。「どんな本を読んでいても、サッカーに置き換えて物事を考えてしまう」と苦笑い。サッカーを心底愛している。
 

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