神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2015年9月4日 エリアトップへ

明日から始まる沖縄イベント「いーちゃ・イチャフェスティバル」の実行委員長を務める 神山 長明さん 米が浜在住 46歳

公開:2015年9月4日

  • LINE
  • hatena

「なんくるないさ」精神で

 ○…「いちゃりばちょーでー」とは、沖縄の方言で『一度会ったら皆兄弟』という意味。イベント名「いーちゃ」には、そんな沖縄人の大らかさが垣間見える。発起人であり、横須賀と故郷の橋渡し役を担う。今回で8回目。郷土料理や泡盛、音楽イベントが楽しめる会場には昨年、約1万5000人が来場した。運営スタッフ50人中、沖縄出身者は片手で数えるほど。ほとんどは横須賀市民だ。「故郷関係なく、協力しあって成り立っている。交流を楽しみたい」

 ○…沖縄県那覇市の出身。32歳のとき、結婚を機に都内から妻の故郷である横須賀に移った。「当時は何にも知らなくて、横須賀と横浜の区別すらついていなかった」と照れくさそうに話す。飲食業に携わる中で10年前、「横須賀には沖縄料理店が少ない。あなたのルーツを活かせるお店を作ってみたら」という妻の一言に後押しされ、大滝町に店を構えた。「食べ物だけじゃ沖縄の魅力は伝わらない」と店内で三線教室や沖縄音楽ライブを開催、徐々に規模を拡大したのがこのイベントだ。

 ○…ただ「楽しい」だけでなく、両都市の文化交流や観光振興を軸に据える。横須賀の物産展ブースや、沖縄県でまだ認知度の低い離島の観光案内所などを設け、互いの郷土理解に繋がる工夫を施す。「沖縄を単なる観光地として捉えるのではなく、もっと身近に感じてもらえたら」

 ○…沖縄人独特の「なんくるないさ(なんとかなるさ)」の鷹揚さが場を和ませる。本業のかたわら、両自治体の後援や京浜急行の協力を取り付け、2012年には「本土復帰40周年記念」とする拡大版も開いた。地道な宣伝活動の甲斐あって、今年に入り逗子や三浦から”出張版”のオファーも来るようになった。「いつかは沖縄で、神奈川県の方言をもじった『”いーじゃん”フェスティバル』を開けたらな」。先の楽しみは、まだまだ尽きない。

横須賀版の人物風土記最新6

酒井 俊雄さん

視覚障がい者に向けたチャリティー朗読劇を主宰している

酒井 俊雄さん

佐野町在住 68歳

5月17日

青木 勝さん

今年発足50周年を迎えた「クリーンよこすか市民の会」の会長を務める

青木 勝さん

三春町在住 79歳

5月10日

小野 愛果さん

中学女子ソフトボール都道府県対抗大会で大会MVPを受賞した

小野 愛果さん

阿部倉在住 14歳

5月3日

鶴 ジュンさん

長井の活性化イベント「浜と丘とマーケット」を主催する

鶴 ジュンさん

長井在住 54歳

4月26日

三木 真理子さん

「関根川〜相模湾海中 水の輪つなぎ活動:chotto」の代表を務める

三木 真理子さん

秋谷在住 

4月19日

今野 睦夫さん

横須賀市ラジオ体操連盟を設立し、会長に就任した

今野 睦夫さん

二葉在住 82歳

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月17日0:00更新

  • 5月10日0:00更新

  • 5月3日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook