各地が節分行事で賑わった3日、逗子市役所前の亀岡八幡宮でも節分祭が行われた。春の訪れを告げる暖かい日差しの中、福を求めて多くの人が詰め掛けた。
会場に集まったのは約700人。紅白の断幕に覆われた壇上では今年15回目の世話役を務める産形長司さんが「節分は無病息災や幸福を祈る行事。逗子では『福は内』2回、『鬼は外』1回で豆をまくのが慣わし」と節分にまつわる歴史を紹介。同社では豆まき袋の中に食品や生活用品、地域の商店で商品と交換できる券が入っていることもあり、時間が近づくと会場からは今か今かという空気が流れたが「福は一つもらえば十分なんだから、あまり欲張らないこと」と釘をさした。
時間になると厄年や古希を迎えた男女など12人が紋付はかま姿で登場。「福は内」の発声とともに豆や豆袋をまくと会場に詰め掛けた人は歓声をあげながら空を舞う福に手を伸ばした(=写真)。この日は近くの延命寺でも節分会が行われていたこともあり、同社と”はしご”する人の姿もちらほら。段ボールいっぱいの「福」を手にした40代の女性は満足そうだった。
|
<PR>
逗子・葉山版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|