20歳の節目、初心忘れず 逗子署勤務、岩渕さん
困りごとがあったら、気軽に立ち寄って――。
県内各地で盛大に式典が催され、逗子市でも471人の新成人が誕生した今月、逗子警察署で一人の署員が門出を迎えた。地域課巡査、岩渕大成さん。岩手県一関市に生まれ、高校卒業と同時に警察の道へ。逗子署に勤務してじき1年になる。
岩渕さんが勤めるのは逗子駅前交番。市内で最も人の往来が多く、立ち寄る市民や電話の件数はとりわけ多いが岩渕さんはそのひとつ一つに親身に向き合う。「当たり前のことをしているだけですが、市民の方に『ありがとう』と言われるのが嬉しい」。身近な相談事から紛失物の照会。昨年は海岸で起きた殺傷事件後、警戒にもあたった。警察官ならではの業務に成長を重ねる日々だ。
今月10日、署から小さな”サプライズ”が。青木満雄署長の提案で、祝いの席が用意された。「日々の仕事で自分が成人ということを忘れかけていたので嬉しかった」。青木署長は「真面目で好青年。署の看板です」と太鼓判を押す。「今後大切にしたいことを漢字1文字で表すと」と問うと名前にもある「成」と返した。「何事も自分から学んで成長しなければいけない仕事ですから。初心を忘れずに色々なことを吸収したい」
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