石巻の魅力、逗子にお届け
被災地高校生らが限定カフェ
「石巻の鯨サンドはいかがですかー」。快晴に恵まれた先月22日、逗子文化プラザ広場などを会場に行われた子どもフェスティバル会場の一角では、高校生らの元気な掛け声が響いた。
出店していたのは石巻市の高校生らが震災後、地元の魅力を発信していこうと作ったカフェ「カギカッコ」のメンバーら。逗子市は研修事業として昨年3月に地元高校生を石巻市に派遣。訪れた際に高校生同士の交流がはじまり、「逗子でも石巻の魅力を発信してほしい」と昨年11月に続き2度目の出店となった。
店の看板商品は同メンバーが地元の水産加工業支援としてプロデュースする鯨の缶詰。中身をサンドウィッチにした鯨サンドやドリンクも並べ、売り子を手伝った逗子の高校生らとともに「美味しいですよー。今しか食べれませんよー」などとPR。客の一人は「今は見なくなったけど、昔はよく食べた」と懐かしそうに手に取っていた。
カフェメンバーで石巻市在住の及川真弓さん(17)は「3年経った今でも交流が続いていて、今回のような機会があるのはすごくありがたい。石巻には水産だけではなく、色々な魅力がある。それを少しでも広められたら」と話した。
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