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「119番通報」消防指令システム 葉山町 横須賀三浦と共同運用開始

社会

掲載号:2015年4月10日号

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共同運用する消防指令センター内の様子(=横須賀消防局内)。開始式では通報から出場までのデモンストレーションも行われた
共同運用する消防指令センター内の様子(=横須賀消防局内)。開始式では通報から出場までのデモンストレーションも行われた

 葉山町は1日、横須賀市、三浦市と119番通報から緊急出動する消防指令システムの共同運用を開始した。町単独から共同化に切り替えることで、運用に関する費用削減や到着時間の短縮が図れるといい、今後は同町を加えた2市1町の指令業務を横須賀市消防局(横須賀市小川町)の指令センターに一元化する。

   *  *  *

 町では既存の指令システムが昨年7月にリース契約期間が満了。引き続き指令業務を行うにはシステムの更新が必要で、整備・運用面で費用の低減が見込める共同化を検討してきた。横須賀市、三浦市は昨年4月からすでにシステムの共同運用をしており、町がこれに加わる。費用を更新サイクルの10年間単位で試算した場合、7千万円程度の削減になるという。

到着時間短縮にも

 町によると共同化することでコスト面以外にも【1】現場到着時間の短縮【2】応援出動態勢の強化【3】人員の効率化――などでメリットが見込めるという。

 【1】については既存の装置には発信地表示機能が搭載されておらず、例えば携帯電話からの119番通報の際、場所を通報者から聴き取りをする必要があったが、同センターに設置されているシステムでは通報時点で場所が特定することができる。またGPS機能で緊急車両の現在位置が把握でき、災害地点から最も近い車両の出動も可能になる。【2】ではこれまで応援出動を要する場合、電話のやり取りで個別に出動を要請したが、共同化では各市町の災害や車両の出動状況をセンターが一元管理し、相互応援体制を強化。【3】では2つの司令室を統合することで人員の最適化を図ることができるという。

 先月26日、同センターで行われた運用開始式には2市1町の首長や消防長、議員関係者らが出席。山梨崇仁町長は2市の関係者に感謝を述べるとともに「消防の案件が多様化する中、三浦半島の将来に向けた安心、安全に繋がる」と共同化の意義を強調した。

 消防業務の広域化は県内でも進められており、海老名、座間、綾瀬の3市で1日から指令業務の共同化を開始、茅ヶ崎市、寒川町でも15年度中の共同運用を予定しているという。
 

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