逗子・葉山版 掲載号:2017年10月6日号
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市民劇団なんじゃもんじゃ 忘れぬ「あの日」と向き合う 来月公演、稽古に熱

文化

稽古に励む劇団員ら。演目は小説化もされた「コーヒーが冷めないうちに」
稽古に励む劇団員ら。演目は小説化もされた「コーヒーが冷めないうちに」
 とある喫茶店の席に座ると「過去」に戻れるらしい。ただし、コーヒーが冷めるまでのわずかな間だけ――。

 逗子市民劇団「なんじゃもんじゃ」が来月、43回目となる公演を逗子文化プラザさざなみホールで上演する。同劇団結成33年目で披露するのは、不思議な噂のある喫茶店を訪れる4人の女性を描いた「コーヒーが冷めないうちに」。1カ月後に本番を控え、稽古も熱を帯びてきた。

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 脚本家、川口俊和さんによる作品で、小説化した同名の書籍は2017年本屋大賞でノミネートされ、「4回泣ける」と話題を集めた。

 舞台は街の小さな喫茶店「フニクリフニクラ」。奥にあるテーブル席に座ると、望んだ過去に戻ることができる。登場するのは恋人と喧嘩別れした女性や認知症になる前の夫ともう一度話したい妻ら4人の女性。過去に戻ってどんな努力をしても、現実は変えられない。それでも、後悔してもしきれない「あの日」に戻りたいとひたむきに願う、切なくも心温まる物語だ。

 演出を手掛けるのは同劇団の石井徹夫さん(67)。「たった一言が言えなくて後悔を抱えたまま過ごしてしまうという経験は誰しもあるはず。言葉の掛け合いや空気感を大切に本番に臨みたい」と話す。今回は定員130人の小ホールでの上演で、舞台と客席との一体感も楽しみどころという。

 11月3日(祝)(午後6時30分)・4日(土)(2時・6時30分)・5日(日)(午前11時・午後3時)の5回公演。各回30分前開場。チケットは全席自由2千円(当日2500円)。問合せは劇団代表、石井さん【電話】046・873・7529

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