葉山町上山口で、今月からレモンの収穫が始まった。育てているのは三留武さん。とれたてのレモンは葉山ステーションなどで販売しており、フレッシュな香りとジューシーな果汁で、菓子作りにも好評だ。
10年前、「葉山の名産になれば」との思いで約50本の苗木を植えた三留さん。午前中は日が当たらない環境だが順調に育ち、3年ほど前から収穫できるようになったという。「レモンの良い所はリスが食べないところ。特に手入れは必要なく、手間がかからない」と語る。
昨年は過去最高となる約500kgがとれた。しかし、半数ほどがキズありのいわゆる「B級品」で売り物にはならない。「見た目は悪いが味は良い。捨てるのはもったいない」と、JAよこすか葉山が運営する直売所「すかなごっそ」(横須賀市長井)の滝口博店長に相談。レモンを丸ごと粉末にして活用することにした。
初年度は、粉末を使った「檸檬みそ」を開発。野菜や魚、ステーキに使える新感覚の味噌で、すぐに人気の商品になった。このほど、「葉山レモンキャラメル」「葉山焼塩レモン」「夏野菜の檸檬キーマカレー」も新登場。滝口さんは「爽やかさが葉山のイメージにピッタリ」と人気の秘訣を語り、三留さんは「ユズもいい感じに育っている。葉山の名産が増えれば」と話していた。
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