国が設置した新型コロナワクチンの東京大規模接種センターについて、逗子市と葉山町の担当者は「二重予約に注意を」と呼び掛けている。
自衛隊と地方自治体ののシステムは繋がっておらず、それぞれの情報が反映されていない。そのため管理は個人の裁量に任されているのが現状だ。接種率の向上に全力を挙げるなか、国や両市町はできるだけワクチンの無駄を防ぎたい考え。
東京センターの予約対象者は神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県に居住し、地方自治体から送付された接種券を持っていること(65歳以上、令和3年度中に65歳になる、昭和32年4月1日以前に生まれた人)で、初めての接種となる人。会場は大手町合同庁舎3号館(東京都千代田区大手町1の3の3)で、駐車場はない。
市HPに様式
逗子市はワクチンの供給量に応じて、年齢の高い順から接種券を郵送。対象者を絞り、予約や接種時における混乱を回避してきた。5月21日時点で、78歳以上の9319人に送付している。
しかし、今回の大規模センター対象者は65歳以上。そのため、市では現在、希望者に対して接種券送付申請書(自衛隊大規模接種センター予約用)の提出を、郵送または市役所1階に設置された相談窓口で受け付けている。様式は市ホームページで入手でき、送付には受付後1週間ほどを要するという。
希望あれば個別対応
葉山町では、予約の電話が殺到したり、ネットでの受付が数分間で終了し、改善を求める声が寄せられたことを受け、今月11日に75歳以上の町民約6200人分の予約枠を開放。ワクチンの供給量によって時期がずれ込む可能性があるが、予約に関する手間や心配をなくす措置を取った。
ただ、65歳〜74歳までの町民への接種券はこれから。東京センターでの接種を希望する町民に対しては個別に対応しているという。「五輪の大会ボランティアをやるため、早めに接種したいという65歳以上の方などから要望をいただいており、対応している」と担当者は話す。
いずれも、東京センターでの接種を目的に接種券を受け取ると、市町での接種はできなくなる。町担当者は「初回をセンター、2回目を地元で、ということもできません。ご注意ください」と話している。
(5月25日起稿)
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