逗子市は今年1月、「チャレンジ!逗子カーボンニュートラル2050」を宣言した。二酸化炭素排出実質ゼロを目指すものだが、市内には工場や企業が少なく、家庭からの排出がその多くを占めている。達成には住民の協力が欠かせないなか、市民団体が立ち上がり活動を始めた。
市民団体「ゼロエミッション逗子」が、脱炭素に向けたまちづくりをテーマにした無料のセミナーを初開催する。NPOの後方支援などを行う半田志野さん=人物風土記で紹介=が発起人となり、個性豊かなメンバーとともに準備に奔走している。いずれも市内在住者で構成され、元拓殖大学教授で逗子フェアトレードタウンの会共同代表を務める長坂寿久さんや、環境関連の講演会などを通じて出会った廣川恵さん、川野日与子さんが企画する。
当日は、環境学博士で気候変動やSDGsに関する講演などを行っている大岩根尚さんが「気候変動のメカニズムと現状」と題し講演。また、自治体におけるゼロエミッション問題の第一人者で産業技術総合研究所の歌川学さんが登壇。「逗子市における二酸化炭素排出ゼロへのシナリオ」と題し、30年における予測値など具体的な数字を交えた分析を披露するほか、グループディスカッションも行う。「50年に脱炭素を実現するために何ができるか。理解と対話を深め、自分事としてアクションに繋がる機会になれば」とメンバーたちは話している。
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「みんなで考えよう 気候変動とカーボンニュートラル2030/2050」は4月23日(土)、市民交流センター2階で開かれる。午後2時から4時30分まで。入場無料。定員は会場60人、オンライン50人で申し込み先着順。申し込みは氏名、電話番号、メールアドレス、在住市町村、参加方法を明記し【メール】zeroemi.zushi@gmail.com
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