手作りのつるし雛の販売や展示会での募金を東日本大震災の被災地支援のために寄付してきた「湘南逗子BBクラブ」(五味川松恵代表)は4月15日、「能登半島地震の被災者支援に役立ててほしい」と、逗子市に14万7970円を寄付した。寄付金は逗子市内に避難してきた被災者や、市民が被災地に支援活動に行った際の費用の助成に使われる。
今回の寄付金は逗子銀座商店街内の呉服店、松屋店内で1月から3月31日まで販売された、同クラブのつるし雛の売上金と募金。同店は毎年、年末から3月末まで同クラブから預かったつるし雛を店内に飾って販売。売上金は全額クラブに戻され、東日本大震災の被災地支援に寄付されてきた。今年は5月12日(日)まで販売を続けるという。
全寄付額は287万円
同クラブは2013年に五味川さんが福島県相馬市を訪れ、東日本大震災から2年たっても仮設住宅から出られない被災者の現実を知り、自分にできることは何かと考えたことから始まった。約25人のクラブメンバーと2年かけてつるし雛を作り、これまでに4回、逗子文化プラザなどで展示販売会を行ってきた。その売上金や募金などは合計287万円にのぼるという。
五味川さんは2年前に脳梗塞で倒れ、パーキンソン病も発症。右手に麻痺があり作業が難しいことから、クラブは休止状態に。しかし「病気になったことは仕方ない。心はつぶれそうになっても、明るく生きたい。明るく生きていく見本になりたい」と前向きに元気な声で語った。
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