平成22年 救急搬送 前年比444人増 59%が高齢者
昨年1年間で逗子市と葉山町で救急搬送された人員数がこのほど明らかになった。両市町消防本部の資料によると、逗子市、葉山町ともに前年よりも大幅に増加し、両市町合わせて前年比444人増の4105人が救急搬送された。
市町別に見ると逗子市では前年比220人増の2605人、葉山町では同比224人増の1500人。両市町ともにここ数年、搬送人員は減少傾向にあったが、2年ぶりに急増した。要因として逗子市消防本部では「昨年年始めから春にかけてインフルエンザが流行したのが一つの要因では」と分析。また年齢別で見ると高齢者が逗子で1553人、葉山で871人と多く、両市町で全体の59%を占めた。同消防本部では「高齢の方は体に違和感があった場合などは体調が悪化する前にかかりつけ医などに相談を」と話している。
また一方で懸念されているのが、救急車の乱用。全国的にも問題となっているが、逗子葉山でも出動したものの緊急性の低さなどを理由に病院に搬送されなかったケースが昨年両市町合わせて264件あった。同本部では「本当に救急車が必要な人のために適正な利用を」と呼びかけている。
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