米軍池子住宅地区 国に土地利用案を提示 市がチラシを全戸配布
約２万６千部を配布
米軍池子住宅内約40haの共同使用実現を求める逗子市はこのほど、国に土地の利用案を示したことを知らせるチラシ約２万６千部を同市内に全戸配布した。
チラシには「40ha土地利用案について市からお知らせです」と題されており、土地利用案をまとめるまでの経緯や内容を報告。「昨年10月に市職員によるプロジェクトチームを設置して、現状を極力活かした公園として利用する案を検討した」と記されており、既存の運動施設や池子遺跡群資料館の活用、野外活動センターのような施設、子ども遊び広場、ドッグランの新設などの構想を掲げている。
利用案は先月10日に防衛省南関東防衛局長に提示。今後は米側から出される要件とのすり合わせを行い、協議が整えば改めて国に対して共同使用の申請を行うという。市では「土地利用についての米側との協議、使用料についての財務省との協議は厳しい交渉になると思われるが、市としては極力負担がないよう粘り強く国及び米側と協議を進めていく」と市民への理解を求めている。
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