逗子市池子の第一運動公園で先月28日、総合防災訓練が行われた。災害時の行動を実際に体験して災害への備えにしてもらおうと市が主催したもの。
当日は小学校区ごとの避難所運営委員や一般市民など約1100人が参加。参加者らは初期消火訓練や救出、救護訓練など救急隊員や自衛隊員らの指導のもと、訓練に取り組んだ。
救出訓練では周囲に搬送器具がなかった場合の搬送方法を紹介。2本の棒にシャツ2枚を組み合わせ簡易担架にする方法や一人から数人で救護者を搬送する方法なども学んだ。隊員の実演後、参加者も実際に大人を3人で持ち上げると「思っていたより重い、上がらない」と苦戦しながら取り組むシーンもあった。また避難所運営委員がカレーを調理した配給訓練や津波による浸水被害を想定した土のう積みなども行われ、参加者らは災害時の行動を体に覚えこませていた。
参加者の一人は「非常にためになった。震災もあって最低限のことを覚えておくことの大切さを痛感した」と話した。
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