新入生にランドセルを手渡す見守り隊メンバー
逗子市内の各小学校で入学式が行われた５日、小坪交番連絡協議会（草柳純男会長）は小坪小学校の新入生児童78人に防犯メッセージ入りのりミニランドセルを贈った。下校時に同校児童の見守り活動を行う同会見守り隊が中心に手作りで製作した。
ランドセルは厚手のクラフトテープを活用した縦4・5センチ、横３センチ、幅1・5センチの大きさでピンクや赤、青など６種類。それぞれに子どもたちを誘拐被害から守る「騙されてついていかない」「怖くなったら大声で」など４つの心得が記されたカードが添えられている。テープを切り貼りし、一つひとつ組み立てるなど手間がかかる作業だったが、逗子警察署の指導を受けながら「子どもたちが犯罪被害に遭わないように」と願いを込めながら作りためてきた。
入学式を終え、児童らが教室に戻ってくるとメンバーが直接新１年生に寄贈。代表で受け取った児童はランドセルを手に笑顔を見せていた。当日は犯罪被害防止を啓発するチラシも配られ、メンバーの一人は「保護者の方と一緒に見て、犯罪から身を守る意識を高めてほしい」と話していた。
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