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逗子・葉山版 公開:2014年7月25日 エリアトップへ

葉山の水墨画家・古野さん 型破りの美、海外で評価 「芸術の都」で初の個展

文化

公開:2014年7月25日

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古野さん(写真上)の作品に見入る来場者(=パリ、エチエンヌ・ドゥ・コーザン・ギャラリー/提供 (株)美研インターナショナル)
古野さん(写真上)の作品に見入る来場者(=パリ、エチエンヌ・ドゥ・コーザン・ギャラリー/提供 (株)美研インターナショナル)

 葉山町長柄在住の水墨画家、古野春水さん(73)(本名:伊津子さん)が7月、フランス・パリで初の個展を行った。絵筆をとって20数年、形式にとらわれない独自の作風は「芸術の都」の住民からも高い評価を受けた。「国を越えて作品が認められたのはとてもうれしい」。半世紀ぶりの渡仏から帰国した翌日、作品への思いを語った。

 伝統的な水墨画が流れるような筆遣いで写実性を表現するのに対し、重厚なタッチで描く古野さんの作品には油絵のような独特の存在感が漂う。モチーフは自宅で育てた胡蝶蘭や水仙などの草花。会場には連日来場者が訪れ「素敵で繊細。寛大さが作品から溢れている」「まるで珍しい旅に誘われたよう」と目の肥えた愛好家をうならせた。

 実は元々学校で美術を学んだのではなく、始めたのは50歳を過ぎてから。母が嗜んでいた水墨画の道具が手元にあり「このまま使わないのはしのびない」と絵筆をとった。その後、町在住の水墨画家、宮田記朱さんに師事。以降、指導を受けながら創作を重ねてきた。モットーは「真善美」。美術は枠組みの中ではなく、その本質にこそ価値があると考える。その考えは作風にもいきる。「人生の幅が広がってから始めたから、固定観念に捉われなくて済んだのかもしれないですね」とほほ笑む。筆をとるのは「日頃感動があった時」と話す古野さん。花が美しく咲いたり、儚く落ちたり。些細でも目にした感動をそのままに、絵筆を走らせ続ける。

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