逗子市が非核平和都市宣言をしてから10周年を迎えたことを記念して市は23日、1945年の原爆投下で被爆したアオギリの木の種から育てた苗木を植樹した。当日は平井竜一市長を始めピースメッセンジャーとして今月中旬に広島市を訪れた市内中学2年生20人も参加。非核や平和への願いを込めながら交流センター中庭一角に植えられた苗木に交代で土をかぶせた。
苗木は2010年に広島市を訪れた市ピースメッセンジャーが広島市から譲り受けたもの。親木は原子爆弾が投下された爆心地近くで焼け焦げになりながらも”一命”を取り留めたアオギリの木で、非核のシンボルとして今も成長を続けている。
植樹に参加した女子生徒の一人は「原爆の被害をいつまでも忘れないように、何十年何百年先まで平和の象徴として大きく育ってほしい」と話した。今回植樹したのは4つの内の1つで、残る3つの苗木は年内中にも市内3中学校の敷地内に植樹するという。
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