”森戸の一本松”伐採へ 「松くい虫」で枯れる
葉山町の森戸橋そばに植栽されている松の木が近く伐採されることが分かった。町によると「松くい虫」と言われる萎凋病に感染したのが原因で近辺の松に伝染する可能性があるため、早期に着工する。住民からは「森戸の一本松」と親しまれた木で、伐採を惜しむ声が寄せられている。
松くい虫の正式名称は「マツ材線虫病」。体長1ミリに満たない線虫が松の樹木内に入り、内部で増殖することで幹の水の流れを止め枯死させる。7月末、住民から町に「松の下の方が枯れている」と通報があり、8月に業者を通じて確認したところ松くい虫による被害と判明した。
松の木は高さ約15m。樹齢は百年近いとみられる。住宅開発が進む中、地域のシンボルとして残されてきた木で「残せないか」という声もあったが、他の松への伝染の可能性が高い上、台風などによる倒木の恐れもあるとして町は早期の伐採に踏み切ることにした。
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