三者協議会で方針確認
池子米軍家族住宅地区の一部40haの共同使用に伴い、逗子市が今年度内の開園を目指す「池子の森自然公園」の開園予定日が来年2月1日に決まった。先月27日、市役所で行われた米軍と国、逗子市の第5回三者協議会で、11月30日に共同使用を開始することで合意。今後、現地実施協定の締結などの手続きを経て市は開園に向けた準備を進める。協議会には平井竜一市長、在日米海軍横須賀基地司令官のデイビッド・T・グレニスタ大佐、防衛省南関東防衛局の丸井博局長らが出席。これまで市が要望してきた共同使用開始日に国、米軍側が協力する意向が示された。
共同使用開始後、市は管理事務所やトイレの改修など具体的な整備に着手する。市によると来年1月31日にオープニングセレモニーを行い、2月1日から市民利用を開始。12月中旬には市民を対象にした見学会も開催するという。
市では開園に向け、市都市公園条例の改正案や公園の指定管理者指定、運営や整備にかかる関連予算案などを市議会11月定例会に提案する。関連予算の内訳は施設の指定管理費(約1千万円)、備品購入など(約700万円)、維持管理費(約550万円)の計約2300万円。
平井市長は共同使用開始のめどが立ったことについて「長い道のりだった。紆余曲折があったが2期8年かけてようやく到達できた」と振り返り、「豊かな自然環境を市民と守りながら米側住民との親善交流も広げたい」と述べた。
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