逗子海水浴場の運営方法について市民らを交えて議論する運営検討会の5回目の会合が5日、逗子市役所で開かれた。今回の議題は今シーズンの振り返りと来夏に向けた課題の整理。平井竜一市長が今夏「試行的緩和」として実施した海の家のBGMの使用と営業時間についても意見が出された。
昨年「日本一厳しい」とする条例を施行し、治安や風紀が改善した一方で客足が大幅に落ち込んだ同海水浴場。今夏は家族向けのイベントや海上の遊具などで集客を図るとともに、昨年は全面で禁止した音楽を海の家については「BGM程度」、営業時間も週末などに限り午後8時まで1時間半延長した。音楽について委員からは「住環境にはほぼ影響がなかった。来年もBGM程度に留めるべき」「海の家によって音量がまちまちだったように思う。明確な基準値を設けては」といった意見があがった。営業時間については「泥酔した海水浴客と住民とのトラブルが心配。今の規制を維持してほしい」とする声や「防犯体制を担保した上で、もっと延長してもいいのでは」といった声もあった。同席した平井市長は「様々な意見をいただけた。今後さらに議論を深めていただき、来年2月には市として最終的な方向性を打ち出したい」と述べた。
今後検討会は月に1度のペースで会合を重ね、意見を集約。来年年明けごろまでに報告書を提出し、市長は市民の声などと合わせて来夏の方針を判断する。
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