全世界に約123万人の会員を持つ社会奉仕団体「国際ロータリー」の第2780地区に位置付けられる逗子ロータリークラブ(RC)。現在50人を擁し、青少年育成に向けた地元高校生の海外派遣や逗子海岸でのビーチバレー大会など、年間を通じて地域に根差した奉仕活動を展開している。半世紀以上続く、逗子では最も歴史ある奉仕団体で「老壮青のバランスが良く、メンバー同士が助け合う風土がある」とクラブの特徴を語る。
大分県の生まれ。大学時代を神奈川で過ごし、卒業後、会社勤務を経て葉山町木古庭に公共工事等を請け負う「(有)キリタ」を興した。クラブに入会したのは40歳のとき。偶然飲食店で知り合った会員からの勧めがきっかけだった。会社が軌道に乗り、脇目も振らず仕事に没頭していた時分、クラブのことはあまり知らなかったが「入って本当に良かった」と振り返る。
職業倫理を重んじ、かつて「一業種一会員」が原則だったRC。現在でも飲食業や不動産業、医療関係者など様々な会員がいる。「社員の育て方や仕事との向き合い方。多くのことを学ばせてもらった」。入会したことで仲間の輪が広がり、地域に自分の居場所ができたことも地方出身の身には有難かった。
会長として掲げるスローガンは「楽しいロータリー」。会員が週に1度の例会を待ち遠しい、早く皆と会いたくなるよう―。それは自らがそうであり、楽しく活動できる風土づくりが組織の活力になるとの考えからだ。
任期は残り半年と折り返し。姉妹クラブである京都紫野RCとの交流事業や55周年を迎える来年度に向けた準備もある。「周年事業が無事成功するよう、橋渡しができれば」
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