横浜市歴史博物館(横浜市都筑区中川中央1の18の1)で企画展「ハマッ子、三浦半島をゆく─江戸と弥生 海と横浜」が開催されている。7月17日(祝)まで。
江戸時代と弥生時代。2つの時間軸の中で、三浦半島と横浜はどのようなつながりを持ってきたのか、歴史・文化の視点から考察している。横浜市民に向けた内容となるが「地域の歴史を横浜と比較することで特徴を考えることができる。三浦半島の人たちにも見てもらいたい」と同館学芸員の吉崎雅規さん。
三浦半島の絵図、異国船への備えなど江戸時代に焦点を当てた展示が約25点。「海の関所」として機能した横須賀市浦賀では、神奈川湊の廻船問屋(商人)が地元民と連携して東京湾内の船の取り締まりにあたっており、浦賀奉行所に提出した「誓約書」が残されている。弥生時代の三浦半島の歴史を特徴づける海蝕洞穴遺跡である「間口洞穴」(三浦市松輪地区)の出土漁具資料なども興味深い。
観覧料は企画展のみ大人200円、常設展共通は500円。問合せは同館【電話】045・912・7777
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