逗子市在住で、市民有志からなる文芸団体「北斗七星の会」の代表を務める喜多哲正さんが、新刊『冬子の場所』=写真=を先月、上梓した。
逗子市や葉山町の有志が集まり、年1回のペースで発行している文芸誌『北斗七星』の指南役を務めている喜多さん。1985年には娘の暴力的な反抗に身をさらす父と母の姿を描いた『影の怯え』で第86回芥川賞の候補に選ばれた。
今作では同様の題材を用い、娘の視点から同じ家族の形を描写。癒しの存在から戦場にまで変貌する共同体の姿を収めた。
喜多さんは「家族がテーマの前作と対になる物語。執筆に長い時間がかかったが、満足できる内容に仕上がった。多くの方に読んでいただけたら」と話している。1800円(税別)で、池田通りの椿書房ほか、書店で販売中。
問い合わせは【電話】046・873・3813喜多さんへ。
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