感染症対策で「おうち時間」が増えた結果、家の片付けをする人が増え、「コロナ断捨離」という言葉も使われるようになった。
「どうやったらスペースやモノが使いやすくなるかを考えるのが大切」と語るのは、ハウスキーピング協会が認定する整理収納アドバイザー1級に昨年、最年少で合格した中学生の清水麻帆さん(13)。「子ども目線で片付けの極意を伝えたい」と意気込んでいる。
逗子市にある自宅マンションの一室。勉強机と家族で作ったという棚には統一されたボックスが整然と並ぶ。無駄なモノが一切なく、いわゆる「子ども部屋」とは真逆の空間。ボックスには中身を明記したシールが貼られ、「初めて来た友達にも『折り紙を取って』と言うとすぐわかってくれる」という。
母の幸子さんが整理収納アドバイザーやファイリングアドバイザーとして活動していることから興味を持ったという麻帆さん。小学4年から勉強をはじめ、6年の時に1級を取得した。
「取り出しやすく戻しやすい収納」「一緒に使うものをまとめるグルーピング」など、基本的な知識は実生活にもいきている。買い物をするときは部屋の状況を思い浮かべ、どこにしまうのか、代わりに何を捨てるのかを考えるという。
「親が子に片付けなさいと言っても、その部屋のあるべき姿がどんなものなのか、両方ともわかっていないことが多い」と実体験から話す麻帆さん。「理想の姿をしっかりイメージし、仕組化すればどんな部屋でもきれいになる。私の部屋を見て『こうすればいいんだ』と気づく友達も多いので、今後は動画でも発信していきたい」
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