逗子市がこのほど、自宅でできる介護予防体操の動画を作成した。専門家や地元スポーツクラブなどの協力を得て、内容は全てオリジナル。市の担当者は「コロナ禍で外出の機会が減り、家にこもりがちな高齢者の方が増えている。健康を維持する一助になったら」と活用を呼び掛けている。
「逗子どこでも体操」と題したこの動画は「いつでも・どこでも・誰でもできる」がテーマ。全編約25分で、柔軟、筋力アップ、バランス力アップ、口腔機能の4つのパートに分かれている。それぞれ所要時間は5〜10分。時間や体力に合わせ、1つのメニューから行えるようになっており、筋力アップ体操は初級と中級を設けた。
制作にあたっては、理学療法士や下桜山しおかぜ体操のメンバー、地域包括支援センター、高齢者向け体操教室ハピウェルが協力。加齢により心身の活力が低下し、健康な状態から介護が必要な状態へと移行する段階を指す「フレイル」の予防を念頭に、足腰や口腔機能の維持向上に特化したプログラムを作成したという。
担当した市地域共生係の渡澤公一さんは「多くのサロンや集まりがいまだに活動を再開できないなか、フレイル状態の方は増えており、現場の職員からも心配する声が上がっている。この動画をきっかけに、自宅でも出来る範囲で身体を動かしていただけたら」と話している。
動画はインターネットで「逗子どこでも体操」と検索するか、逗子市ホームページ内「一般介護予防」ページから見ることができる。また、今後は自治会や地域のサロンなどへDVDを配布し、活用してもらう予定という。
問い合わせは市福祉部社会福祉課【電話】046・873・1111へ。
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