三浦半島に鎮座する3つの神社が連携して「開運半島詣り」と題した地域散策企画をスタートさせた。葉山・森戸大明神、浦賀・西叶神社、三崎・海南神社の3社を巡り、それぞれが用意している「御朱印」を揃えると、特別に奉製した「開運札」を受け取ることができる。「開運守」もあり、3体すべて集めると専用金字刻印ケースがもらえる。
密を避けつつ、屋外を散策しながら参拝してもらうことで、コロナ禍の鬱屈した気持ちを少しでも吹き飛ばして欲しいと、龍神を祀る3社の宮司や祢宜が考案した。
龍神を祀った森戸大明神の鳥居は森戸海岸沖のの名島にある。西叶神社の社殿には、見事な龍の彫刻の装飾があり、天井一面にも墨絵の龍が描かれていることで有名。海南神社では、ご神木のイチョウの木の一部が龍の姿に見えることで知られ、”龍神社”という境内社もある。
今回のために作られた3社の御朱印には、これらの龍があしらわれており、この企画のみの限定配布。初穂料500円でなくなり次第終了となる。開運や疫病退散を願いながら、電車やバスの移動を組み合わせて歩くことで、運動不足の解消や気分転換に繋げてもらう狙い。近年、パワースポット巡りや御朱印集めを楽しむ若年層も増えており、「神社の歴史や伝統文化に触れるきっかけになれば」と森戸大明神の守屋隆広祢宜は話している。
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