コロナ禍でハイキングが人気だ。逗子葉山には二子山山系など、豊かな自然が残る多彩なコースがあり、登山客が訪れている。半年ぶりに活動を再開した葉山・山楽会の定例会を取材した。
登山道の整備をしながら、葉山近郊の山を楽しむ活動を行っている葉山・山楽会(守屋重雄会長)。昨年、同会が執筆・発行している「葉山の山歩きコース」を11年ぶりに改訂。会員たちで実際に登山ルートを歩き、GPSも使いながら詳細なコースを作成したほか、道に迷いやすいポイントには案内板を設置するなど、ハイカーが安心安全に楽しめる環境作りにも力を入れている。
緊急事態宣言発令期間は活動を自粛していたが、ガイドラインを策定して今月初め、6カ月ぶりに活動を再開。マスク着用や十分な距離をとっての休憩など、登山における「新しい生活様式」にのっとり行われた。
当日は汗ばむ陽気で11人の会員が参加。長柄交差点から南郷公園、馬頭観音、鷹取山を経て神武寺を目指した。
道中で会員たちは標高やチェックポイント、標識などを確認して気になる点を記録。丸太で舗装された道の一部で固定していたワイヤーが緩んでいる個所を発見した際には守屋会長がその場で締めなおして補修したり、ルート選択を迷っている女性ハイカーを会員が案内していた。
大自然のなかで行うハイキングはコロナ禍で人気が高まっているが、事前の準備や下調べは不可欠だ。同会では、ガイドブック「葉山の山歩きコース」の2021年度版をこのほど発行。全36コースを会の運営委員で分担して巡視し、前回以上に詳細に調査。その結果、多くの改訂箇所が判明し昨年度版に加えたという。守屋さんは「登山では、自分が今どこにいるかを見失わないことが大事。感染症対策を万全にしながら山を楽しむきっかけとなったら」と話している。
ガイドブックは町立図書館2階のまちづくり協会で有料頒布中。A4サイズ800円、A5サイズ500円。問い合わせは同協会【電話】046・876・0421へ。
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