ツツジコブハムシを探す中島さん（上）、成虫でも体長は３mmほど
「自然界の似たもの探し」をキーワードに、子どもたちの観察眼と想像力を磨く自然科学番組『ミミクリーズ』（ＮＨＫ Ｅテレ）。生き物の生態や意外な行動を様々な角度から捉え、子どもだけでなく大人からも人気の番組だ。
９月20日に放送された「フンがうごく？」編は、葉山町長柄にある御霊神社の生垣で撮影された。主役は昆虫のフンにそっくりなツツジコブハムシ。害虫でも益虫でもないため、その生態がほとんど知られていない「名もなき虫」の一種だ。
この虫にスポットを当て、ディレクターを務めたのが長柄在住の中島浩喜さん。「どうぶつ奇想天外！」の制作に長年携わり、現在も動物関連の番組を作っている。６年前、葉山に移り住んでから「近くで撮影することが多くなった」。長柄の畑や役場前の花の木公園で撮影したこともあるという。「葉山は自然豊か。身近な動物や昆虫のあっと驚くような姿を伝えたい」と話していた。
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