５月９日の臨時議会で第40代藤沢市市議会議長に就任した 高橋 八一さん 用田在住 66歳
先頭に立ち力尽くす
○…第40代藤沢市市議会議長に就任した。今年２月に藤沢市議会基本条例が制定され、議長の選出は今回初めて立候補となり、市議による投票の結果選ばれた。市義として５期目、18年の議員生活で初めて舵取り役を担う。「決まったことを実行に移し、自分たちの仕事が市民の皆様に見えるように開かれた議会にしていきたい」と抱負を語る。
○…政治の世界に足を踏み入れたのは、藤沢市議を17年間務めた故・中山五福氏との出会いがきっかけ。「地域に溶け込む意欲が旺盛で、偉ぶらずいろいろな人と話をする。物事を忠実に実行する」。そんな人柄に惚れ、「日本一の参謀になろう」と初当選から影で支え続けた。自ら表舞台に立つのは、中山氏の突然の病死を受け、後継者に指名されてからだ。初当選から「地域のために様々な意見や要望に耳を傾ける」という姿勢を変えることなく、活動してきた。
○…生まれは、当時の高座郡御所見村用田。植木屋の息子で、４人兄弟の長男。みんなで力を合わせ何かに挑戦することが好きな少年だった。高校生の頃には、仲間たちとクラブを作り、地域でも初の「文化祭」を開催。３日間で４０００人が訪れた。「持つべきものは友達」。今でも同級生は何でも飾らずに進言してくれる大切な存在だという。
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