ミスタードーナツのコンテスト神奈川地区大会の接客サービス部門で優勝した 佐藤 彩乃さん 藤沢駅前店勤務 24歳
接客学び 日々成長
○…ミスタードーナツの従業員が技能と知識を競い合うコンテスト「フレンドシップフェスティバル」の神奈川地区大会に出場し、接客サービス部門で1位に輝いた。昨年初出場し結果を残せず悔しい思いをしたコンテスト。そのリベンジと強い気持ちで臨み最高の結果を手にした。「優勝と聞いても実感がわかなかったけれど、お店のスタッフにお祝いの言葉をかけられ、嬉しくなってきた」と満足した表情を見せる。
〇…高校を卒業し専門学校に進んだ19歳の時、アルバイトを始めた。特にドーナツが好きだったわけではなく「バイトを探していたので、有名だし」と軽い気持ちで選んだという。勤めている藤沢駅前店は、関東でもトップの売上を誇る繁盛店。従業員も50人ほど。最初は仕事の厳しさや人間関係に悩むことも多かった。やりがいを見つけたのは、先輩として指導する立場になったころ。「新しく入ってきた人に教えるのが楽しかった」。面倒見良く後輩に接する姿を店長に認められ、教育係などの仕事を任されるようになり、少しずつのめりこんでいった。
〇…意外にも「接客は苦手なタイプ」という。どちらかといえば内向的な性格で愛想良くというのが得意ではない。コンテストは、苦手克服へ店長と2人3脚で練習に取り組んだという。ペーパーテストの予習を重ね、接客技術では、手の位置からお辞儀の角度、笑顔の作り方、ジェスチャーまで、とにかく細かく見直した。できない悔しさで涙を流すこともあったという。「接客を学ぶ事で、人としても少し成長できているのかなと思う」
〇…趣味は書道にフルート。楽団にも所属している。この度、努力が認められ契約社員として採用が決まった。「これから覚えることがたくさんある。コンテストを通じて学んだ知識や経験を後輩たちに伝えていきたい」。コンテスト優勝者の証である黒い帽子をかぶり決意を新たにした。
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