平塚市 教育委員長に選出された 川之辺 潔さん 撫子原在住 48歳
溢れる子供たちへの思い
○…平塚市教育委員会の委員長に就任。これまでになでしこ公民館運営委員や、なでしこ地区体育振興会会長、なでしこ小学校PTA会長、浜岳中学校PTA副会長も歴任している。「本当はこういった役をやろうと思っていなかったんだけどね」と静かに笑うが、「任されたからには自分の娘や息子たちが中学・高校を出るくらいまでは、地域の子供たちのためにやってみようと思った」と話す。その表情に、誠実な人柄が滲(にじ)み出る。
○…幼稚園、小・中学校、美術館、図書館、公民館を管轄する教育委員会の活動は月1回の定例会から始まり、行事や現場の訪問、校長や公民館で活動する人たちとの懇談など多岐にわたる。「自分が教育の素人なので、色々勉強させてもらってる」と話すが、素人だからこそ気づくこともある。有識者にはない視点が、当たり前だと思っていたこと、すでに議論がされたと思われていたことに対する「新たな気付きのきっかけ」になっているようだ。
○…病気で急逝した先代社長の跡を継ぎ、(株)平塚竹田組の代表取締役を務める。3人の子供の父親。「カメラが好きでよく撮った」と話す。とりわけ、自分の子供たちを撮るのが好きなようだ。「運動会ではカメラを2台も3台も持って走り回っていた」と、子煩悩振りに照れ笑い。今はバスケットボールの部活動に励む子供たち中心に家庭が回っており、「バスケが家庭円満の秘訣かな」と大きく笑う。
○…「子供たちが安心して楽しく学校に行ける環境をつくりたい」と意気込みを話す。そのためには、児童・生徒のケアだけではなく先生たちのサポートも必要だと考えている。「先生が気持ちよく活躍出来て笑顔で接することができれば、子供たちも自然と笑顔になれるはず」と持論を語る。物静かな語り口の中に、子供たちへの深い思いが感じられた。
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