平塚版 掲載号:2011年12月1日号
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特定非営利活動法人 日本古典芸能雅楽普及会の理事長 中戸川 君子さん 豊田本郷在住 66歳

雅楽で日本文化を伝承

 ○…平安時代から宮廷や貴族、寺社などで親しまれてきた古典芸能、雅楽に魅せられた。宮内庁首席楽長から指導を受ける千葉県の北之台雅楽会で、伴奏に合わせて舞う舞楽を習い始めたのがきっかけ。地元でもその魅力を知ってもらおうと、北之台雅楽会から講師を招き、月1回の舞楽教室を中央公民館などで開いている。今年4月にNPO法人を設立。雅楽に触れる場を広げていくつもりだ。「雅楽は日本固有の文化。子どもたちにも直接触れてもらえる機会を作り、青少年育成のお手伝いができれば」と抱負を語る。たおやかな立ち居振る舞いや語り口に、日本文化への敬いをにじませる。

 ○…舞楽を習い始めて8年が経つ。『迦陵頻(かりょうびん)』『胡蝶』『浦安の舞』など、古来から伝わる演目を一つひとつ学んできた。「雅楽の音色や所作が心穏やかにするのは、日本人の奥底に刻まれたものがあるからでは」と話す。米国や欧州、アフリカでの公演にも何度となく参加し、舞楽の美しさを海外に発信した。公演に訪れる親日家との出会いは母国を見直す機会にもなった。「外国でも日本の精神文化を熱心に研究されている方もいる。誇りに思いますが、国内でも自国文化はもっと大切にされるべきでは」とも思う。

 ○…気晴らしは、家で営む農園の畑仕事。健康の糧にもなる。農薬や化学肥料を使わない野菜づくりが自慢で、出荷先の直売所でも好評だ。「健康で良いものを食べて欲しいから。美味しいお米とお味噌汁、お新香が日本の食卓の原点」と語る。

 ○…これまでに茶道や華道、着付けも嗜んだ。「ほうきにも掃き方があるように、時と場合に応じた作法を学ぶことは大切」と話す。そうした日本の良き伝統を次世代につなぎたい。「雅楽を通じて、日本人に失われつつある良い物を掘り起こしていければ」と、穏やかに笑顔を浮かべた。
 

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