(公社)平塚青年会議所(平塚JC)の理事長に就任した 宝蔵寺(ほうぞうじ)賢(さとし)さん 土屋在住 37歳
手を携え 地域の宝追う
○…創立55周年の節目を迎える平塚青年会議所(平塚JC)のかじ取り役として、60人の会員とともに次代の平塚を占うまちづくりに参画する。スローガンに据える「共創〜リンク・リンクひとと、まち」には、個人と組織、まちが三位一体で成長していくという願いを込めた。「地域の宝」に光を当て、内外から注目される平塚の姿を追い求めたいという。
〇…湘南ひらつか七夕まつりやビーチパークなど、宝の発掘に資する可能性は潤沢だ。昨年、JR平塚駅の発車メロディを「たなばたさま」に変更した事業は大きな反響を呼んだ。「JCとして、七夕には深く関わっていきたい」と、今年は七夕神社なる企画を実現させ、1年を通して「出会いのまち平塚」のイメージを発信したいという。恒例イベントとなった湘南グルメグランプリでも、七夕にからめたグルメ事業を模索していく。
〇…高校卒業後は住宅塗装などを営む家業に就き、平塚の海で続けるボディボードでは24歳でプロトライアルに合格。平塚に根を張る暮らしは長いが、「JCに入るまでは、まちのことなんて考えたこともなかった」。付き合いの深いサーフショップオーナーに勧められてJCの門を叩き、12年が経った。「小学校から高校までと同じ期間活動していると思うと、自分でも驚いてしまう。おかげで顔も広がったし、かけがえのない経験が自分を大きく成長させてくれた」と振り返る。
〇…中高時代に続けたバレーの経験を買われ、地元では愛娘が所属するジュニアバレーチームの監督を務めている。「選手たちの成長を実感できるのは本当に嬉しい」と相好を崩す。目標に向かってひたむきに努力する子どもたちの姿は、自らが情熱を注ぐJCの活動とも重なる。まちづくりは人づくり。郷土愛を育む土壌があれば、将来を担う若い世代がいつか大きな花を咲かせてくれると信じている。
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